Visionary

ALL FOR FUN

社員・メンバーの「やる気」が湧いてくる 〜「承認」で大切にしたい3つの考え方〜

f:id:wakuwork:20200711074758j:plain

「社員・メンバーを「やる気」にさせるには、どうしたらいいんだろう。何が大切なんだろう・・・」と悩まれているリーダーの方も多いのではないでしょうか。

この思いが浮かんだ時、考えたい大切なことがあります。
それは、「やる気にさせる」の「させる」です。

言葉の使い方の小さな違いなのかもしれませんが、案外これは本質的なことかもしれないな、と思っています。

「させる」という操作主義的な発想ではなく、「自らが意欲を高める」「自然と意欲が湧いてくる」ためにどうしたらいいかな、という考え方が大事なような気がしています。

では、「自らが意欲を高める」「自然と意欲が湧いてくる」には、何が大切でしょうか。

私は、個人別の「承認」が大切だと思っています。
人は何歳になっても、承認欲求があるように思います。
また、日頃から「自燃・自走できている人」「自己管理能力に長けている人」も、「承認」を受けると、さらに「やる気」が湧いてくるのでは、と思います。

では、「承認」する上で大切な考え方は何でしょうか。

私は、特に3つの考え方を大切にしたいと思っています。

1.   一貫性を持って承認すること
2. 具体的に承認すること   
3.   タイミングよく承認すること

そして、この3つの中の特に「一貫性を持って承認すること」では、「自分でできたこと、自分でチャレンジできたこと」を軸に承認することを大切にしたいと思います。
そうすれば、少しずつ、自走できる喜びを感じれるようになって、自己承認できる力が芽生えていくように思います。自己肯定感が高まり、内発的動機付けが高まっていけるように思います。

最後に、「おだてる」や「褒める」と、「承認」とは違いますね。
上から目線ではなくて、相手への感謝の気持ちで、心から認める気持ち。
その気持ちを前提に、3つの考え方を大切にして実践していきたいな、と思っています。

「フリーランス・個人事業」で幸せに 〜じわじわっと感動を生む「SNS」のポイント〜 

f:id:wakuwork:20200710152556j:plain

今の時代は、「作られたもの」ではなくて「自然体」が心に響きますね。

例えば、「この商品は良いですよ。買ってください」といった企業論理からの押しつけメッセージは、どうしても気持ちが引いてしまいますね。

特にSNSの場合は、ある特定の人を思い浮かべて、リアルな情報を、お一人おひとりと対話をするように、淡々と発信し続けることが、心に響くのかもしれませんね。

先日、某電力会社の公式サイトを見ていたら、社員の方の働く日常の姿が、淡々とリアルに発信されている動画がありました。

電柱に登って電線を引く姿。一生懸命に声を張り上げている社員の方・・・。
ここまで「お客様に安全に電力を届けること」に拘っているんだ。
一生懸命ってカッコいいな。

って、じわじわと感動している自分に気づきました。

・押しつけではなくて、淡々と。
・作られたものではなくて、リアルさを。
・自分論理(企業論理)じゃなくて、ユーザーが主役に。
が、ポイントなのかもしれませんね。

これからも続けて見てみたい。そう思えた瞬間でした。

 

コロナ禍でテレワーク(在宅勤務)が進む中、家庭円満に過ごすためにオススメしたいこと

f:id:wakuwork:20200711170916j:plain

コロナ禍でリモートワーク(在宅勤務)が進む中、家庭円満に過ごすためにオススメしたいことを紹介したいと思います。

今、「コロナ禍で、なんだかストレスが溜まってしまう・・・」と、モヤモヤとした気持ちで過ごしているご家庭も多いように思います。

以前、雑誌の「家庭相談のコラム」に、ご主人の一つ一つの言動が気に障って仕方ない、という相談が寄せられていました。
内容を読むと「う〜む、頷ける・・・」と感じるところも多々ありました。

そこで、何だかストレスが溜まってモヤモヤしているご家庭にオススメしたいことがあります。

それは、「お互いのビジョンを語り合うこと」です。

例えば、ずっと続くかもしれないリモートワーク(在宅勤務)生活が「お互いに幸せに過ごせている状態」をご夫婦やご家庭で語り合ってみてはいかがでしょうか。

我が家もしてみたのですが、これがすごく良いんです。

夫:数年後に、引っ越すのもいいんじゃない?
妻:えっ?どんなとこに引っ越したいの?
夫:やっぱり、ずっとリモートワークができる部屋のあるマンションに引っ越したいな〜。
妻:お互い、音を気にしないで楽だよね。そう言えば、掃除機とかかける時、気になるもんな〜。
夫:えっ!?気にしてたの?
妻:そりゃそうよ。あなたのスケジュールがわからないから、いつも静かにしとかないとって、気を使ってたわよ。
夫:特別の会議以外は、多少、音が出ても大丈夫だよ。お互いのスケジュールをオープンにする?
妻:それはいいわね〜。お互いの時間がわかれば、助け合えるわね。
夫:そうだね。僕も休憩時間は、掃除とか、片付けもできるよ。時間を決めればメリハリがつくね。
妻:ありがとう。さっきの話だけど、将来は、私も新しいマンションに引っ越したいな。私は、少し広めのルーフバルコニーや窓のあるお風呂もあるといいな。
夫:よし、じゃあ、5年後のビジョンを一緒に書き出してみようか。
妻:それ、いいわね。ワクワクするね。

先日、こんな感じの会話を楽しんでました。
山のように出し合った願い事は、ビジョンシートという名のノートに一緒に書き留め、僕たちの叶えたいビジョンとして、一歩ずつ進んでいくことになりました。

やっぱり、コミュニケーションって大切ですね。
えっ、そういうこと考えてたんだ・・・っていうことも分かり合えたり、改めてお互いの夢やビジョンを語り合えたりと、大変有意義な時間でした。

そのことがきっかけで、幸せな家庭円満生活が送れています。

大変な時、先が見えない時、しんどい環境の時にこそ、ビジョンを語り合うことって、大切なのかもしれません。
希望の光が見えてきて、少しずつワクワク感が込み上げてくるような気がします。

ビジョンは、幸せな人生、かがやく未来のための「原動力」ですね。

夫婦円満、快適なテレワーク(在宅勤務)生活のための方法  今日の予定・時間の「見える化」

f:id:wakuwork:20200710145756j:plain

新型コロナ感染きっかけに、リモートワーク中心の生活を始めらた方も多いと思います。
スタートした時は良かったけど、徐々に夫婦関係が怪しくなってきた・・・という話も耳にしますね。
お互いがストレスを感じる原因の一つとして、「生活のリズムの違い」が挙げられるように思います。

例えば・・・
今日、掃除機をかけたいんだけど。いつだったらいいんだろう。音が気になるかな。
少しは、子どもの世話をしてほしいんだけど、いつだったら大丈夫かな。
今日はプレゼンする会議があるけど、音、大丈夫かな。
・・・などなど。

夫婦間のちょっとしたコミュニケーション不足で、互いにいろいろなことを感じあって毎日生活すると、徐々にストレスが溜まり、いつか爆発しあうってことがあるかもしれませんね。

そこでお勧めするのが、今日の予定・時間を「見える化」することです。
システム化できるところはシステム化すると、「言い忘れてた・・」とか、「こう予定してたのに・・」とか、ちょっとしたコミュニケーション不足でのお互いのストレスが少なくなりますね。

我が家も「見える化」してからは、家内から・・・
・時間を意識するようになったら、生活にリズムができて家事の効率が高まってきたわ。
・何時までに終えようと意識すると、そのための方法を考えるのが楽しくなっきたわ。
・すごく生活にメリハリができて、毎日が楽しくなってきたわ。
といった嬉しい言葉を聞けるようになりました。

私自身も、家内と協力することが増えたり、時間を区切って仕事をするようになって、家事への参画が増えました。

ちなみに我が家では、厚紙で作った「一日予定表」をリビングに置いています。
大きさは、縦50㎝・横30㎝で、6時〜19時まで、30分ごとに区切った予定表です。
「音を立てても良い時間」「音を控えてほしい時間」「昼食」など、用意した数種類の「ポストイット」を、一日ごとに張り替えるだけです。

ちょっとした工夫が、夫婦円満で、快適なリモートワーク生活につながっていきますね。

見える化」って良いですね。

チームビジョン・目標の達成のためのリーダーの役割 〜メンバーへの有効なアドバイス 3つのポイント〜

f:id:wakuwork:20200708114341j:plain

「チームビジョン・目標の達成のためのリーダーの役割」と「メンバーへの有効なアドバイスとしての3つのポイント」について紹介します。

 

 


1.   リーダーの役割


チームビジョン・目標の達成のためのリーダーの役割として大切なことは、「メンバーの成長を導く」ことだと思います。

では、「メンバーの成長」とは何でしょうか。

さまざまな大切な観点があると思いますが、ここでは特に「メンバーの自走する力を育む」という観点で紹介したいと思います。

以前もお話しましたが、私は「自走する力」とは、「チームビジョン・目標の実現のために、メンバー自身が自分のビジョン・目標を描き、その実現のための仮説を設定し、その仮説のもと実践し、その実践を振り返り、さらにブラシュアップしたビジョン・目標を描いていく」という一連のサイクルをスパイラル的に自分で回していける力だと考えています。


そして私は「自走する力を育む」ために、メンバーに、以下の項目だけを提示して、90日毎にメンバーに自由にシートに書いてもらい、そのシートをもとに個別にアドバイスしたり、メンバー同士で学び合う場を設けています。

・1年後のビジョン(実現したい状態イメージ)と目標
・90日後のビジョンと目標
・90日後のビジョンと目標のための仮説と計画
・90日の実践
・90日の振り返り・検証
・次の90日のビジョンと目標

ここで、大切なことを添えておきます。
それは、このシートをもとに個別にアドバイスしたり、メンバー同士で学び合う場を設ける時に、リーダーは意識して「メンバーを承認する」ということです。

メンバーは一人ひとり、いつも頑張っています。
頑張っているけれど、仕事に追われたり、何から手をつければ良いかわからなくなったり、暗闇に入ってしまって希望の光が見えなくなったり・・・してしまいます。
でも、必ず、少しでも前進していることや、前の90日にはなかった意識が芽生えていたり・・・と、承認することはたくさんあります。
「なぜ、できたのか」「なぜ、少しでも前進できたのか」を学び合うことは、「できなかったこと」を学び合うよりも、はるかに効果が高まり、創発し合えると思います。

そして、このように、リーダーとして多くの社員・メンバーと接してきて、一連のサイクルを回す時に、共通した悩みや課題があることに気づきました。
それは、ビジョン・目標の実現に向けた「仮説ー実践ー検証」サイクルの「検証の仕方」です。
そして、「検証の仕方」の中でも、「メンバーへの有効なアドバイスとしての3つのポイント」が見えてきました。


2.   メンバーへの有効なアドバイス 3つのポイント


①検証しやすい仮説を立てる


「 検証が苦手なんです」
「いつも、仮説・計画を立てて実践する、の繰り返しです」
といった声をメンバーからよく耳にしました。

よくよく、メンバーの書いた「シート」を見てみると、「実践の徹底度が足りなかった」などの「抽象的な内容」の検証が多いように感じています。
これを解決するポイントとして、そもそもの話になりますが、「検証しやすい仮説を立てる」ということが有効だと思います。
そして、検証しやすい仮説にするために、仮説に「期限」と「数値」を入れる、ということがポイントだと思います。

例えば、「1ヶ月間、1日20件のオンラインを含めた営業訪問を行えば、業績が120%達成できるのではないか」という仮説を立てる、というように、期限と数値を意識して入れていきます。(わかりやすくするために、大雑把な例にしています)
そうすると「1日20件できたのか」「なぜ20件できたのか」などと、この仮説に基づき、実践したことを検証するようになり、抽象的な言葉が減っていきます。


②言葉を細分化し、書く練習をする


さらに、「言葉を細分化し、書く練習をする」ことがポイントです。
上の①で紹介した「仮説に期限と数値を入れる」ことで、検証はかなり具体化していくと思いますが、さらに、日頃から「言葉を細分化し、書く練習をする」と、検証は、より明確になっていきます。
そうすると、検証を行う結果、自分ができたこと、頑張ったことが鮮明に見えてくるようになり、やる気が湧いてきます。

ここが大事だと思うのです。

一連のサイクルを回したり、中でも、検証する目的は、「手応えを持ち、自分のやる気につなげること」という意識を持つことが大切ですね。

上の例から考えてみましょう。
「1ヶ月間、1日20件のオンラインを含めた営業訪問を行えば、業績が120%達成できるのではないか」という仮説通りの実績が得られたとして、最初に訪問件数について検証したとしましょう。
・1日20件の訪問は、なぜできたのだろうか。
・スケジュールの立て方を変えたから?
・スケジュールの立て方をどのように変えたから、訪問できたのだろう?
・訪問方法を変えたことが訪問件数の増加につなげることができたのだろうか?
・・・。
と、言葉を曖昧にしないで、なるべく細分化しながら、より深く書き留めていきます。

私は、先ほど、メンバーにシートを書いてもらう、という話をしましたが、頭の中で思い描くだけよりも、実際に書き留めていく方が、曖昧さがなくなって良いように思います。
「実践したこと、できたこと、なぜできたか」がわかり、それがどんどんと増えていく、という実感をメンバーに持ってもらうことがリーダーとして大切な役割なのだと思います。


③成果、課題を次のビジョン・目標につなげる


具体的な「検証」ができれば、次のビジョン・目標につなげることがポイントです。
折角、検証しても、次につなげることを意識していなかった、という話も、よく耳にします。
私は、検証した結果、次の思考が大切だと思います。

・ビジョン・目標の実現に向けて、今回の90日の仮説・計画の内容そのままで、次の90日に進んで良いのだろうか。
・それとも、仮説・計画を軌道修正した方が良いだろうか。
・そもそも、この計画の一部はやめて、時間にゆとりを持たせた方が良いだろうか。
・実践度を高めるための工夫が必要だろうか。
・そもそも、ビジョン・目標の描き方、実現したい状態イメージを変えるべきだろうか。

等、検証に基づいて、次の90日に向けて見直していくことが重要だと思います。

私は、年度計画を確実に進める、という考え方もあると思いますが、時代の変化が早い今、実践しきったということを前提にして、常に必要に応じ「ビジョン・目標」や「仮説・計画」を軌道修正する、という思考を持つことが重要だと思います。

軌道修正は、成長そのものだと思っています。
常に、よりよいものを追求する気持ち、チャレンジ精神が、メンバーの成長につながり、ひいいては、チームの成長、結果としての実績の向上につながる、と思います。


以前に書いた記事をご紹介します。
よろしければ、ご覧ください。

 





約1年でチームの業績・成績が劇的に向上〜メンバーの主な共通課題は「検証の仕方」にあり 有効な「検証方法」とは〜

f:id:wakuwork:20200706191330j:plain



これまでの課長職や部長職、社長等を通じて、赴任して約1年で業績・成績が劇的に向上する貴重な経験をしてきました。
この経験を通じて、業績を上げるために、私が必要だと強く感じることは「人の成長」、さらに言うと、「仕事の仕方の進化」です。

そして、特に多くの社員・メンバーと関わってきて、「仕事の仕方」という観点から、特に共通した主な課題が見えてきました。
それは特に、ビジョン・目標の実現に向けた「仮説ー実践ー検証」サイクルの「検証の仕方」です。

このサイクルの中でも、特に「検証」が苦手なんです。
そもそも「検証」しないで、目標と実践を繰り返してしまっています。

といった人が結構多いように感じています。

皆さんは、いかがでしょうか。

私も、昔はそうでした。

でも今、「ビジョン・目標を描いて、その実現のために仮説を立てて、その仮説をもとに実践して、実践をもとに検証して、検証をもとに次のビジョン・目標につなげる」というサイクルこそが成果への近道だと、私は、様々な経験から確信しています。

検証する。

このことが、業績・成績の劇的な向上に向けたポイントです。

では、有効な「検証方法」とは、何でしょうか。
それは、そもそも検証しやすい「仮説」を立てる、ということが大切だと思います。

メンバーの書いた「振り返りシート」で、「検証」について記述した内容を見ると、例えば、「徹底度が足りなかったので、次回はさらに徹底度を高める」といった抽象的な内容が案外多いような気がします。

この主な理由として、私は、そもそも仮説が抽象的すぎるケースが多いように感じています。

では、抽象的な内容ではないようにするためには、どうすれば良いでしょうか。

大切なことは、仮説に「期限」と「数値」を入れる、ということです。

例えば、2つの仮説を見て見ましょう。

・営業訪問を徹底すれば、業績が120%達成できるのではないか。
・1ヶ月間、1日20件のオンラインを含めた営業訪問を行えれば、業績が120%達成できるのではないか。

少し極端ですが、いかがでしょうか。
期限と数値があることで、仮説は具体的になってきます。
具体的であればあるほど、検証しやすくなっていきます。

そして、ビジョン・目標ー仮説ー実践ー検証サイクルを回せば回すほど、この「仮説」は、より具体的になり、精度が高まっていくと思います。
このサイクルを回す練習を繰り返すことが、仮説が的中し、業績・成績向上につながっていくように感じます。

検証しやすい仮説にするために「期限」と「数値」を入れる。

このことを意識して、メンバーの「検証の仕方」の改善に向けて導かれてはいかがでしょうか。

約1年でチームの業績・成績が劇的に向上 〜リーダーの役割と具体的な方法〜

f:id:wakuwork:20200705075556j:plain

営業職のチームリーダーを任されて約1年で、チームの業績・成績が劇的に向上した経験を何度も持っています。
そのような結果を出せたのは、チームメンバーの成長のおかげです。

では、「成長」とは何でしょうか。

成長と言っても、様々な大切な要素があると思いますが、私は特に「自走する力」が大切だと思います。

前回の記事でも書きましたが、私は、「自走する力」とは、「チームビジョン・目標の実現のために、メンバー自身が自分のビジョン・目標を描き、その実現のための仮説を設定し、その仮説のもと実践し、その実践を振り返り、さらにブラシュアップしたビジョン・目標を描いていく」という一連のサイクルをスパイラル的に自分で回していける力だと考えています。

別の言い方をすると、「ビジョン目標(Vision)・仮説計画(Plan)・実践(Do)・振り返り検証(See)」のVPDSサイクルを自分の力で回し、スパイラル的に進化させていく力が、「自走する力」なのだと思います。

リーダーの役割として重要なことは、メンバーに自分でVPDSサイクルを回すことのできる力を育むことだと思います。

では、具体的に何をしたかをご紹介しますね。
主には、2つです。

 

 


1.   フリーフォーマットで書く


真白のシートに、以下の項目だけを伝えて、あとは、メンバーに自由に書いてもらいます。
・1年後のビジョン(実現したい状態イメージ)と目標
・90日後のビジョンと目標
・90日後のビジョンと目標のための仮説と計画
です。
そして、90日後には、以下の項目を追加します。
・90日の実践
・90日の振り返り・検証
・次の90日のビジョンと目標
です。

大抵、メンバーが作成した初めてのシートの内容は、ゴチャゴチャして、よくわかないものが多いです。
例えば、「振り返り・検証」が「仮説と計画」にない内容ばかりが記されているとか・・・。

でも、90日ごとに練習を続けると、一貫性のある、非常にスッキリとした内容に変わっていきます。
このシートは、言わば、メンバーの頭の中を表していると言えます。
ゴチャゴチャした状態であれば、重要かつ優先すべき仕事に時間をかけていなかったり、いつも提出期限に間に合わなかったり・・・という状態を引き起こします。

1年経てば、メンバーが作成するシートの内容は、すごく進化していきます。
その進化に合わせて、時間管理が非常に上手になったり、重要かつ優先すべき仕事に余裕を持って取り組めたり、仮説の立て方が上達したり・・と大きく変わっていきます。
そして、メンバーの手応えや達成感が増え、表情もイキイキしていきます。

90日を1サイクルとしますので、1年で4サイクル分の成長ができます。

メンバー一人ひとりの成長で、チームの業績・成績は劇的に向上していきます。


2.   学び合える場を持つ


90日ごとに、作成したシートを持ち寄って、メンバー同士の学び合いの場を持つことは、
大変有意義です。
一人ひとりが、シートの項目に基づいてプレゼンをしていきます。
そして、プレゼンを聞いたメンバーは、自由に感想やアドバイスを出し合います。

このプレゼン時の「90日の振り返り・検証」では、まず「自分自身の手応えや前進できたこと、努力したこと」そして「なぜ、できたのか」を語ってもらうことがポイントです。

それは、自分を承認することから始めてほしいからです。
メンバー皆、頑張っています。
リーダーは、その気持ちを前提として、この場を設定することが大事だと思います。
小さな変化成長を見逃さない眼を養うこと。このことが大切かと思います。

そうすると、メンバーもお互い、価値づけをし合うことが増えてきます。
「出来なかったことを学び合う」よりも「なぜ出来たことを学び合う」方が、効果抜群ですし、笑顔・元気が伝播していきますね。

メンバー同士の学び合いと一体感・勢いで、チームの業績・成績は劇的に向上していきます。

以前の記事をご紹介します。
よろしければ、ご覧ください。