Visionary

ALL FOR FUN

未来の教育について学びたい人にオススメの一冊。「EdTechが変える教育の未来(佐藤昌宏著/インプレス)

f:id:wakuwork:20210116121038j:plain

今、大きく教育の在り方が変わろうとしています。
子育て中の方や教育関係の方だけではなく、人生100年時代へと進み、「学び直し」「リカレント教育」などもキーワードになりつつ今、より多くの方にオススメしたい一冊をご紹介します。

その本は、「EdTechが変える教育の未来(佐藤昌宏著/インプレス)です。

その内容を少しご紹介しますね。

エドテックとは、Education(教育)とTechnology(科学技術)を組み合わせた造語で、2010年頃にアメリカで生まれた言葉です。
・テクノロジーを用いてこれまでの教育や学び方を変えていくことが、エドテックの本質なのです。
・今の時代は、インターネットが普及した情報化社会であり、新しいテクノロジーが社会を大きく動かす第4次産業革命のただ中にあります。
・激動の時代を生きていくための必要な力とは何でしょうか。
・私自身は、先の予測が難しい不確かな時代を生き抜くためには、生涯にわたって「学び続ける力」が最も重要だと考えています。
・教育はどのように変わるべきでしょうか。私は、「Learner Centric(ラーナー セントリック)」と呼ばれる学習者中心の学びにシフトしていかなければならないと考えています。
・この学習者中心の学びにおいて重要になってくるのが、スマートフォンタブレット、コンピューターといったITデバイスなどのデジタルテクノロジーの活用です。
・このエドテックこそが、これまでの学びを大きく変えると確信しています。
・・・など。

この本には、さらに、これからより良く生きていくために必要な教育や学びの在り方、テクノロジーの活用、具体的な様々なエドテックサービスなどについて綴られていて、私は、大変参考になりました。

自ら考え、学び続ける力を育むことは、これからの不確かな時代、ますます重要になってくると思います。
自らの力で自分の可能性を最大限に伸ばして、人生を切り拓いていくこと、地球社会に貢献していくことは、すごく素敵なことだ思います。

そのための手段としてのテクノロジーの活用、そして何より、テクノロジーを生かして学びを支援する、自立に導く「人」の存在が、大切になってくると思います。
そして、「教えられないと習得できない」から「自ら考え学ぶからこそ、真の習得ができる」への価値観の転換が大切なんだと思います。

新年度に向けて。実現したい状態や目標、計画を考える時のオススメの一冊。「KPIマネジメント(楠本和矢著/すばる舎)

f:id:wakuwork:20210109165812j:plain

 

新年度に向けて、単年度計画など、実現したい状態や目標、計画を考えているビジネスマンや事業者の方々も多いのではないでしょうか。
そこで、実現したい状態や目標、計画を考える時のオススメの一冊をご紹介します。
その本は、「KPIマネジメント(楠本和矢著/すばる舎)です。

KPIはKey Performance Indicatorの略称で、「重要業績評価指標」と言われますね。
KPIを多く設定しすぎて、単なる数字となってしまって、実際の活動に機能できていない、というケースも多いのではないでしょうか。
この本には、実効性のあるKPIのための考え方や具体的な方法がわかりやすく書かれていて、とても参考になりました。

ほんの少しだけ、その内容をご紹介しますね。

・KPIと聞くと何だか「机上の話」「小難しい概念論」「数値的な世界」を想像する方も多い。しかし本書で解説するKPIの策定アプローチは「人の心理が出発点」「現場でのリアリティ」「再現できる方法論」という、今までの概念とは「反転」するものになると捉えていただきたいと思う。むしろそういうものでないと、KPIは現場で全く機能しないと考えるからである。
・KPIとは、「事業目標の達成に向けて、ムダなく行動するために集中する点を明確にし、その進捗を測るためのもの」。
・KPIは業績とアクションをつなぐための最も重要な指標である。
・KPIがあることで、どのようなターゲットが動き、導入につながっていくかという「ストーリー」が明確に描けないと機能しない。ここが実効性のあるKPIマネジメントの生命線にあたる部分。
・あるべき状態とは、事業目的の達成に向け、最も効率よく進むための一里塚として、作るべき心理や行動、状況のことを指している。即ち、「ここを押さえれば、戦略として企図していたことが動き出す」と想定されるツボにあたる部分である。
・あるツボを押さえれば、いろいろな課題が波及的に解決されるというアプローチがどうしても必要になる。
・・・など。

この本には、KPIの考え方や本質、各企業の具体的なKPIの事例、KPIの設定方法など、詳しく、そしてわかりやすく綴られています。

イキイキと「人や組織」が動き出すKPIで、実現したい状態や目標、計画へのより大きな手応えを実感したいですね。

オンライン英会話・断捨離&整理収納・ウォーキング…「50歳過ぎからのチャレンジ」の継続のヒケツ。

f:id:wakuwork:20210103152735j:plain

50歳を過ぎてから、人生初のことをいくつかチャレンジしています。
チャレンジするのは、年齢に関係ないですね。
特に、人生100年時代と言われる今、学び直しや初めてのチャレンジは、心豊かな人生につながるのでは、と実感しています。

チャレンジしたことが継続できているヒケツをいくつかご紹介しますね。

【オンライン英会話】
英会話が大の苦手で、外国の人とすれ違うと、貝になって固まっていた私ですが、1年ほど前から、オンライン英会話をスタート。
まさか、1年も続くなんて・・・と正直感じています。
今では、少しずつコミュニケーションできる手応えや喜びが大きくなってきています。

オンライン英会話が継続できているヒケツは、どこを選ぶかがポイントだと感じています。
それは「気軽さ」と、なんと言っても「承認の力」
ですね。
開始30分前までだったら、予約もキャンセルもできて、急な予定が入った時も、ラクラク変更できる「気軽さ」と、明るくて、認め・褒め・励ましてくれる海外の先生の「承認の力」が継続の大きな要因だと思います。オンラインでも「人」の存在は大きいですね。

10年後には英語をビジネスにも活かしたいと、少しずつビジョンが大きくなってきています。

【ウォーキング】
毎朝6時過ぎ、約1時間のウォーキングは、昨年の8月頃から始めています。
これが、すごく気持ちいいんです。以前の自分からは想像できないことなんですが、早朝のウォーキングで、その後の朝食もすごく美味しいですし、仕事もはかどります。

私の継続のヒケツは、なんと言っても「具体的な目標」です。
今年の人間ドックの数値を決めていて、それをクリアしたい、という気持ちが継続につながっているようです。

また、少しずつ変化する季節の移り変わりを肌で感じることって、こんなにも気持ちいいんだってことを、今、しみじみと実感しています。
早朝ウォーキングをすると、ヘトヘトに疲れて仕事の効率も落ちる、という根拠のない先入観が自分に壁をつくっていたようです。

そして何より、心豊かな人生には「健康」が大切ですね。

【断捨離・整理収納」
約1年前頃から、断捨離・整理収納に目覚めました。
断捨離や整理収納で、心がスッキリして、仕事もすごくはかどります。

継続できているヒケツは、「欲張らないこと」だったような気がします。
一気に片付けようとはせず、時間と片付けをするエリアを決めて、少しずつ自分のペースですることで、綺麗になっていく手応えを実感できたことが、継続につながったのかもしれません。

よく、仕事で成果を出すためには「最優先すべき重要な仕事に集中することで、そのためには、時間をコントロールすること」と言われます。
あれも、これも、中途半端に仕事をしても、成果にはつながりにくいですね。

この断捨離や整理収納をするということは、「気持ちの良い空間、世界をつくる技術」というように感じています。そして、それは「集中する」ことだったり、「時間をコントロールすること」「段取り力を高める」ことにもつながるように感じています。

今、様々、工夫することにも喜びを感じるようになってきて、引き出しの中を、文房具店のような収納にしてみたり、机の下に磁石でティッシュの箱を固定してみたり・・・。

引き出しとかスペースの中に、物を詰め込むことってありがちですが、ここで意識して空間をつくると、すごく心地よくなりますし、簡単に取り出せて効率が高まります。
また、ティッシュの箱って、いろいろなところに置きがちで肝心な時にどこへ行ったかわからなくなったりしませんか。固定しておくと、すっと取り出せて便利ですね。
ちょっとした積み重ねが、すごい力になります。

このような一つひとつの工夫が、気持ち良い時間を生み出し、仕事の効率も生み出してくれています。

いかがでしょうか。

チャレンジしたことを少し紹介しましたが、何歳になってもチャレンジし続けて、自分の可能性を楽しみながら心豊かな人生を過ごしていければ、と思う今日この頃です。

年末年始にオススメの一冊。仕事がうまく進まない人へ。「BCG 次の10年で勝つ経営〜企業のパーパス(存在意義)に立ち還る〜」


新型コロナ感染で、年末年始にオススメの一冊。
仕事がうまく進まなくて、悩んでいる方へ。
「BCG 次の10年で勝つ経営〜企業のパーパス(存在意義)に立ち還る〜(日本経済新聞出版)」をご紹介します。

世の中が不確実性を高めている今、あらためて「自分自身の企業やフリーランスの仕事など」のパーパス(存在意義)を見つめ直すことがすごく大切だと感じています。
そして、この本には、パーパス(存在意義)を見つめ直す時に大切な視点が明確に書かれています。

少しだけ、ご紹介しますね。

・不確実性の時代において、目指すべき戦略や施策の是非を判断する軸を共有しなければ、意思決定が迷走するリスクがある。
・判断軸や動機付けの根幹となる「変革の意義・意味合い(why)、すなわち変革を通じて体現したいパーパスを、判断軸の明確化と動機付けの双方の観点で「北極星」として捉えることである。
・「我々は何者か」と「世界が求めているニーズは何か」が交差する領域が、その企業が社会のニーズに対して独自の強みを活かして存在意義を発揮する「パーパス」となるのである。
・パーパスは「製品をつくり・売る、サービスを提供することを超えて、わが社は、なぜ社会で存在する価値があるのか」「もしわが社が消滅したら、世界はかけがえのない何を失ってしまうのか」といった企業固有の存在意義を包括する。

いかがでしょうか。

一般的に、ついつい、企業側からの立場を押し付けがちになってしまいがちですが、「パーパス(存在意義)」を考える上でも大切なことは、「世の中が求める視点」を重視するということなのでは、と思います。

「パーパス(存在意義)」を意識して、世の中に貢献できる「より良い仕事」を目指していきたいと感じます。

人生を良くしたいと願う人にオススメの一冊。「凡事徹底(鍵山秀三郎著/致知出版社)

f:id:wakuwork:20201219165554j:plain


 

自分の人生をより良くしたい、より心豊かな人生を送りたい、と願う人にオススメの一冊をご紹介します。
その本は、「凡事徹底(鍵山秀三郎著/致知出版社)」です。
鍵山さんは、「掃除」を通じて、素晴らしい会社の風土を築かれている方で、株式会社ローヤル(現イエローハット)の創業者ですね。
私の尊敬する経営者のお一人です。
特に、「平凡を非凡に努める」ことの大切さを教えていただき、私の生き方に多大な影響を与えてくださっています。

本の内容の一部を少しだけご紹介します。

・微差、僅差を大事にして積み重ねると大変大きな力を持ってくる。
・一歩踏み込んで人を喜ばすことがいかに大きな力を持つか。
・いい社風がいい仕事をつくる。
・まず感謝の気持ちを持ち、それから感動する人間でないと、縁もできません。
・人間的な魅力というのは、人を喜ばすということを基本にした考え方を持つことが非常に大事だと思うんです。
・人間は義務でやらなくてもいいことがどれだけやれるかということが人格に比例していると思います。
・・・

いかがでしょうか。

私は、この本を、これまで何度も読み返しているのですが、いつも心が洗われる気がしています。

「もらう幸せ」から「できる幸せ」そしてさらに「して差し上げる幸せ」を感じれる人生が、より心豊かな人生につながるのでは、と思う今日この頃です。

時間は有限。「好き」と「強み」への集中が「生きがい」につながる。

f:id:wakuwork:20201212190607j:plain



当たり前のことですが、時間には限りがありますね。

でも、若い時は、時間は限りなく、人生はいつまでも続くっていう感覚をもっていました。
50歳を過ぎて、ふと、考え方が変わりました。
あ、時間には、限りがあるんだ、と。
そうすると、人生を逆算で考えるようになってきました。
そして、そう思ってからは、より一日一日が愛おしくなってきました。

一回きりの人生。
「自分の好きなこと」「自分の強み」に集中することが「生きがい」につながる、「手応えや達成感」につながる、限りある時間がより豊かになる、そのように今、強く感じています。

苦手を克服する努力をすることもすごいことですが、自分の強みを活かしきる、伸ばしきることに、より時間を集中することの方が、大切なように思います。

時々、「私には、好きなことや、強みなんてない・・・」と言われる方もおられます。
「自分は何がしたいのかわからない・・・」という場合もあると思います。

そんな時、「思ったよりも時間が経ったと感じた時に、自分がしていたこと」を思い浮かべるのも良いかもしれません。
人に「自分の強み」を聞いてみるのも良いかもしれません。
自分よりも、人の方が客観的に見てくれていることって多いかもしれませんね。
人に聞いてみる、人に頼ることも大切ですね。

見つけた「好き」「強み」への集中は、「生きがい」につながると思います。
そして、自分の生きがい、笑顔が、世の中の笑顔につながれば素敵だな、と感じる今日この頃です。

仕事の質とスピードを高めたい人にオススメの一冊。「仮説思考(内田和成著/東洋経済)」

f:id:wakuwork:20201205164542j:plain

仕事の質とスピードを高めたい人にオススメの一冊をご紹介いします。
その本は、「仮説思考(内田和成著/東洋経済)」です。

この本は、ビジネスマンやフリーランサーだけではなく、これからの時代を生きていく学生やさまざまな人に読んでいただきたい一冊です。

例えば、今、学校教育も大きな転換期にあると言われています。
工業化社会から情報化社会へ。そしてさらに、AIやロボットを活用した人間中心のスマート社会へと突入しようとしている中で、求められる人材像や能力は変化しています。
決まった答えを速いスピードで正しく導き出す能力も大切ですが、答えのない時代・未知の時代においては、自ら考え、時代を切り拓いていく力、自分の力で自分の道を歩んでいく力がますます求められます。

私は、自分でビジョン(V)を描き、仮説・プラン(P)を立案し、実行(D)し、検証(S)する、というVPDS思考がすごく大事になってくると思っていて、これはまさに時代が求める人材像の根幹そのものだと考えています。

今回、この本を通じて、「仮説」についての本質に触れていただければと願っています。

綴られている文章のほんの一部をご紹介します。

・情報が多ければ多いほど、よい意思決定ができる。このように信じているビジネスパーソンは多い。そうであるがゆえに、できるだけ多くの情報を集め、それらを分析してから、経営課題の本質を見極め、解決策を出そうとする。実際に起こることは何か?時間切れである。徹底的に調べてから、答えを出すという仕事のやり方には無理がある。では、どうすればよいのか?仮説思考を身につければよい。
・大きなストーリー、すなわち幹の話が描けると、仕事もスムーズに進むことが多い。
・仮説を立て、実験して、検証するというプロセスを毎日実行できるということは、やろうと思えば1年で最大365回の実験ができるということである。こうした日々いろいろな売り方の工夫ができる企業と、数ヶ月に一回しか仮説検証ができない企業では、同じ商品を同じ価格で売っても、売り方のスキルやノウハウに歴然とした差が出るのは当たり前といえば当たり前である。
・仮説→実験→検証は、繰り返せば繰り返すほどよい。ひとつのサイクル(仮説→実験→検証)でわかったことをもとに、よい進歩した仮説を立て、実験し、検証できる。これを繰り返すことによって、仮説はさらによくなる。すなわち仮説が進化していく。

いかがでしょうか。

「仮説」は、実践すればするほど、磨かれていくのですね。
コロナ禍で、経験したことのない環境にある今、「どうしたいか」というビジョンを描き、そのビジョンの実現に向かって、「仮説」という「仮の答え」を立案し、チャレンジする姿勢が大切なのだと思います。