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VPDSの「S」 「検証・振り返り」は「仮説・計画」に焦点を当てることで、成果を実感できる

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では、次の「検証・振り返り」で意識するポイントは、「仮説・計画を」です。
当たり前のことだと思われるかもしれませんね。
私のチームリーダーや部長時代等の経験から、メンバーの皆さんが振り返る時に、最初の頃は、「立てた仮説・計画の視点が抜け落ちていたり、仮説・計画の視点から充分に振り返ることができていない」ことを実感することが度々ありました。(でも、一緒に検証や振り返りの経験を積むことで、劇的に変わった人を何人も見てきました)

すごく勿体無いことですね。
「検証・振り返り」は、「手応えや達成感」を得るための「チャンス」なのですから。

以前、「仮説・計画」を立てる時の3つのポイントとして、
・一貫性のあるストーリー
・逆算思考で
・行動目標は3つまで
を紹介しましたね。
この視点で「検証・振り返り」を行うことが大切だと思います。
「仮説・計画を立てる時のポイント」に焦点を当てて「検証・振り返り」を行うことで、成果
につなげられる、と私は思います。

例えば、以前にご紹介した事例の中で、「1日20件、お客様にご連絡する」という行動目標を掲げましたね。
この「行動目標」に対して、まず「どこまで達成できたのか」を考えます。
そうですね。
できなかったことを後悔するのではなくて、まずは、できたことに目を向けるのでしたね。
1日20件できなかったとしても、例えば、5件できたとしたら、まずは「自己承認」するのです。
気持ち的に大騒ぎするのです。
そして「なぜ5件、できたのだろう」と思いを巡らすことが大切です。
できたこと、前進したことを、行動目標から振り返っていきます。
そしてそれから、「ではあと5件、連絡できるようになるためには、どうしたらいいだろう」と考えていくのです。
この思考で検証し、振り返り続けると、徐々に自分の立てた行動目標を達成できるようになってくる、と私の経験上、強く感じています。


できなかったことを後悔したり、自分を責める必要なんてありません。
VPDSを回し続けることは、「自分を褒める達人になる」ための練習でもあるのです。