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約1年でチームの業績・成績が劇的に向上〜メンバーの主な共通課題は「検証の仕方」にあり 有効な「検証方法」とは〜

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これまでの課長職や部長職、社長等を通じて、赴任して約1年で業績・成績が劇的に向上する貴重な経験をしてきました。
この経験を通じて、業績を上げるために、私が必要だと強く感じることは「人の成長」、さらに言うと、「仕事の仕方の進化」です。

そして、特に多くの社員・メンバーと関わってきて、「仕事の仕方」という観点から、特に共通した主な課題が見えてきました。
それは特に、ビジョン・目標の実現に向けた「仮説ー実践ー検証」サイクルの「検証の仕方」です。

このサイクルの中でも、特に「検証」が苦手なんです。
そもそも「検証」しないで、目標と実践を繰り返してしまっています。

といった人が結構多いように感じています。

皆さんは、いかがでしょうか。

私も、昔はそうでした。

でも今、「ビジョン・目標を描いて、その実現のために仮説を立てて、その仮説をもとに実践して、実践をもとに検証して、検証をもとに次のビジョン・目標につなげる」というサイクルこそが成果への近道だと、私は、様々な経験から確信しています。

検証する。

このことが、業績・成績の劇的な向上に向けたポイントです。

では、有効な「検証方法」とは、何でしょうか。
それは、そもそも検証しやすい「仮説」を立てる、ということが大切だと思います。

メンバーの書いた「振り返りシート」で、「検証」について記述した内容を見ると、例えば、「徹底度が足りなかったので、次回はさらに徹底度を高める」といった抽象的な内容が案外多いような気がします。

この主な理由として、私は、そもそも仮説が抽象的すぎるケースが多いように感じています。

では、抽象的な内容ではないようにするためには、どうすれば良いでしょうか。

大切なことは、仮説に「期限」と「数値」を入れる、ということです。

例えば、2つの仮説を見て見ましょう。

・営業訪問を徹底すれば、業績が120%達成できるのではないか。
・1ヶ月間、1日20件のオンラインを含めた営業訪問を行えれば、業績が120%達成できるのではないか。

少し極端ですが、いかがでしょうか。
期限と数値があることで、仮説は具体的になってきます。
具体的であればあるほど、検証しやすくなっていきます。

そして、ビジョン・目標ー仮説ー実践ー検証サイクルを回せば回すほど、この「仮説」は、より具体的になり、精度が高まっていくと思います。
このサイクルを回す練習を繰り返すことが、仮説が的中し、業績・成績向上につながっていくように感じます。

検証しやすい仮説にするために「期限」と「数値」を入れる。

このことを意識して、メンバーの「検証の仕方」の改善に向けて導かれてはいかがでしょうか。