「社員・メンバーを「やる気」にさせるには、どうしたらいいんだろう。何が大切なんだろう・・・」と悩まれているリーダーの方も多いのではないでしょうか。
この思いが浮かんだ時、考えたい大切なことがあります。
それは、「やる気にさせる」の「させる」です。
言葉の使い方の小さな違いなのかもしれませんが、案外これは本質的なことかもしれないな、と思っています。
「させる」という操作主義的な発想ではなく、「自らが意欲を高める」「自然と意欲が湧いてくる」ためにどうしたらいいかな、という考え方が大事なような気がしています。
では、「自らが意欲を高める」「自然と意欲が湧いてくる」には、何が大切でしょうか。
私は、個人別の「承認」が大切だと思っています。
人は何歳になっても、承認欲求があるように思います。
また、日頃から「自燃・自走できている人」「自己管理能力に長けている人」も、「承認」を受けると、さらに「やる気」が湧いてくるのでは、と思います。
では、「承認」する上で大切な考え方は何でしょうか。
私は、特に3つの考え方を大切にしたいと思っています。
1. 一貫性を持って承認すること
2. 具体的に承認すること
3. タイミングよく承認すること
そして、この3つの中の特に「一貫性を持って承認すること」では、「自分でできたこと、自分でチャレンジできたこと」を軸に承認することを大切にしたいと思います。
そうすれば、少しずつ、自走できる喜びを感じれるようになって、自己承認できる力が芽生えていくように思います。自己肯定感が高まり、内発的動機付けが高まっていけるように思います。
最後に、「おだてる」や「褒める」と、「承認」とは違いますね。
上から目線ではなくて、相手への感謝の気持ちで、心から認める気持ち。
その気持ちを前提に、3つの考え方を大切にして実践していきたいな、と思っています。