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コロナ禍でテレワークが進む中、社員・メンバーの「やる気」を導く「承認」の考え方

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コロナ禍でテレワークが進む中、社員・メンバーとのコミュニケーションや、「やる気」を導くにはどうしたらいいか、と悩むリーダーの方々も多いと思います。

チームビジョン実現の源は、何と言っても「社員・メンバーのやる気」だと思います。
そして、その「やる気」は、与えたり、強制できるものではなくて、社員・メンバーが、「自らやる気を起こす」ことが大切なのだと思います。

では、社員・メンバーの「やる気」を導くためには、何が大切でしょうか。

私は経験上、個人別の「承認」が非常に大切だと思っています。
上から目線で「褒める」ということではなくて、対等の立場で、感謝の気持を持ちながら、心から「認め、励ます」ことが、「承認する」ことだと感じています。

では、「承認する」時に、大切にしたい3つの考え方をご紹介します。

 


1.   一貫性を持って承認すること


「やる気」が起きるためには、「一貫性を持った承認」が非常に大切だと考えています。


私は、「社員・メンバーが、自ら考えてチャレンジしたこと、自分の力でできたこと」に焦点を当てて、一貫性を持って「承認」するようにしています。

「人から言われるのではなくて、自分で考えて、チャレンジできる人に育ってほしい」と心から願っていますので、この軸は、ブレないようにしています。
その上で、一人ひとりの強みに応じて、その力を発揮した時に、承認するようにしています。
リーダーの願いは、社員・メンバーに伝わっていきますね。

ブレない承認は、社員・メンバーにとっても、大きな「安心感」や「やる気」につながっているようです。


2. 具体的に承認すること   


何が良いのかを具体的に承認することは、社員・メンバーの「やる気」や「成長」につながっていくように思います。


「頑張ったね、よくやったね」だけでは、「何を頑張ったことに承認されたのか。何が良かったのか」が曖昧で、社員・メンバーにとっても承認された気持ちになりにくいですね。

そして、具体的に承認するためには「知ること」が大切だと思います。
社員・メンバーが「何を目指し、どんな目標を立て、何に取り組んでいるのか」を知ることが「具体的な承認」を可能にしていきますね。

別に言い方をすると、社員・メンバーに心から関心を寄せ、気持ちに寄り添うことが大切なのだと思います。


3.   タイミングよく承認すること


私は、「承認」には、「結果承認」と「意図を持った承認」とがあるように感じています。

「結果承認」は、社員・メンバーが取り組んだことを知って、その後、承認する、という感じですね。
「意図を持った承認」は、社員・メンバーが、ここで、こういう取り組みができたら承認しよう、と前もってイメージした上で、できた瞬間に承認する、というイメージです。

「意図を持った承認」は、承認するタイミングがバッチリで、社員・メンバーは、そこまで自分のことを見てくれている、と感じていただけることが多いです。
「やる気」に満ちて、ますます「自分でチャレンジ」する姿勢に元気をいただけます。

この3つの考え方で「承認する」ことで、だんだん、自分で考え、チャレンジする人財へと成長し、さらには、人から承認されなくても、自分で自分を承認する「自己承認型人財」へと進化・成長されていくように思います。

「自己承認型人財」へと成長すると、自分への自己肯定感が高まるからか、「人への思いやり」や「メンバーと助け合う喜び」が湧いてくるようです。

そして、チーム全体が、自己承認型の自立集団となっていくことで、チームビジョンや目標を実現し続けることのできるドリームチームへと成長していけると、私は経験上、そう強く信じています。

コロナ禍でテレワークが進み、物理的に直接対面で会話する時間が少なくなる今こそ、社員・メンバーの皆さんへの「承認」をより意識できればと思います。


以前の記事をて紹介します。
もしよろしければ、ご覧ください。