SNSの活用に悩まれているフリーランサーや企業の広報担当者の方々にオススメの一冊をご紹介します。
その本が、「シェアする美術(洞田貫晋一朗著/SHOEISHA)」です。
東京都港区にある森美術館をご存知でしょうか。
私も何度か行きましたが、素敵な美術館で、多くの人が訪れていました。
この本の著者は、森美術館でマーケティングを担当されている洞田貫さんです。
入場者数が増えたのはなぜか。
その秘密は、SNSをはじめとしたデジタルマーケティングを駆使した戦略にあり、SNS運用の本質が記されています。
特に印象に残った内容を一部、ご紹介します。
・本当に自分が作りたいものは何か。いま、この場所で、どんなことを表現したいのか。なぜこれを世に出したいのか。なぜこれを食べてもらいたいのか。こうしたことを追求するのが先にあるべきです。
・SNSは1対1の関係であることを意識し、画面の向こうにいるユーザーと仲良くなること。わかりやすくいえば、家族や友だちに話しかけるときと同じ気持ちで投稿を考える。それが、自分のアカウントを愛されるアカウントに変える、基本的なマインドです。
・こちらの都合を押しつけない柔軟性、ユーザー側に立っている姿勢が、SNS運用において重要になります。
・日々の積み重ねで「いい匂い」のするアカウントを育てていきましょう。
いかがでしょうか。
画面の向こうにいるユーザーと仲良くなること。このマインドは、どのSNSにも共通する普遍的なもので、それは、相手がすべて「人」だからなのですね。