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明日はバレンタインデー。チョコレート製造販売会社の「SDGsへの取り組み」からの学び

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時の経つのは早いもので、明日は2月14日だ。

バレンタインデーは世界的に知られているが、恋人や友人へ贈る物でチョコレートが主役になるのは、日本ならではの文化らしい。

ふと、以前、チョコレート製造販売会社/Dari K株式会社の吉野慶一社長の話を講演会で聞いたことを思い出した。

SDGsへの思いが溢れる話だった。

SDGsとは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称で、人類のより持続可能な未来を築くために、2015年に国連で採択された国際社会共通の目標だ。

例えば、貧困や飢餓、健康、教育、働きがい、気候変動など、経済や環境、社会などの観点から設定された17の目標と169のターゲットから構成されていて、2030年までの達成を目指している。

チョコレートの原料となるカカオ豆の栽培を巡っては、生産者の低収入、児童労働、森林伐採といった環境問題などへの対応が急務になっている。

吉野社長は、そのような課題の解決を目指して、チョコレート製造販売会社を立ち上げた。

インドネシアスラウェシ島で、発酵方法を指導するなど、良質なカカオ豆づくりを支援し、質に見合った価格で買い上げ、生産者の収入も向上させてきた。

「カカオで世界を変える」という理念のもと、消費者も生産者も環境もWinーWINーWinとなるよう、真正面から取り組んでいる。

1月、Dari Kは、株式会社ロッテの傘下に入った。
「同じブランド名で全国に商品をお届けすると同時に、チョコレートの可能性を広げたい」と吉野社長は熱く語る。

今あらためて、Dari Kの取り組みを思い出し、特に感じることがある。

これから先、世の中はどうなったら良いんだろう。
そのための課題は何だろう。
課題解決のために自分は何ができるんだろう。

そういう自分自身への問いだった。

ふと、以前、ネット記事で、SDGs作成のお一人でもある、広島大学 吉田和浩教授の言葉を思い出した。

それは、
SDGsは、2030年にどういう世の中でありたいか、を考えて行動していくためのもの」
だった。

なるほど。

私たちが生きていくうえで、何が大切かをわかりやすくまとめたSDGs

日常の生活やビジネスで、「世の中のありたい姿と課題解決」の視点をより強く意識して行動しみよう。
そう感じた。

自分でできる一歩から。