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「こどもの日」に考える「上手な勉強法」

 

今日は「こどもの日」だ。

国民の祝日に関する法律では、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とある。
母親を慈しむ日でもあるというのは、意外と知られていない気がする。

先日、「上手な勉強の方法がわからない、という悩みを抱える子どもが約7割。この3年間で増加した」というネット記事を読んだ。
東京大学とベネッセ教育総合研究所の「子どもの生活と学びに関する親子調査」によるもので、コロナ禍での生活の変化や混乱が背景にあると分析している。
「学習時間の長さと成績との相関関係は弱い」という調査結果も興味深かった。

では、「上手な勉強法」とは、一体どんな方法なんだろう。


「シンプルな勉強法(河野玄斗著/KADOKAWA)」には、東京大学医学部在学中に司法試験を一発合格した著者が、具体的、論理的に勉強の仕方について綴っている。

特に印象に残ったキーワードは「逆算勉強法」だ。

勉強を楽しむために目標と期限を決め、そのためのスケジュールを立て、進捗を確認する。
まさに「時間の有効活用」の重要性を説く。

経営思想家のドラッカー氏も、常々、「時間」について語っていた。
成果を上げるための秘訣は集中。
そのために仕事からスタートしない。
時間からスタートする。

そして、そのために時間を記録し、管理し、まとめる。
時間を大きなまとまりにして、最も大事なことに活用するのだ、と。

なるほど。

時間に追われるのではなく、時間をデザインする。

仕事の仕方も勉強の仕方も本質は同じだ。
どちらも楽しむために、チャレンジしたい。