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長嶋茂雄氏の魅力に学ぶ

「ミスタープロ野球」と呼ばれた長嶋茂雄氏が死去した。
長嶋氏は17年間の現役生活で首位打者6回、打点王5回など数々のタイトルを獲得した。
子どもの頃、後楽園球場で、「我が巨人軍は永久に不滅です」との名言を残して引退した光景が忘れられない。
晩年には闘病もあったが、いつも前を向いて、皆を明るく元気づけたミスターの姿が忘れられない。

先日、司会の黒柳徹子氏が司会を務め、多彩なゲストを迎えるトーク番組「徹子の部屋」を観た。
追悼特集として、黒柳氏が、ゲストの長嶋茂雄に独特な質問をしながらトークを繰り広げていた。
そこで改めて感じたこと、それは、長嶋氏の表情や一つひとつの言葉から、野球を心から愛していることが溢れ出ていたことだ。

野球への愛は、「野球へのラブレター(長嶋茂雄著/文春新書)」「野球は人生そのものだ(長嶋茂雄/中公文庫)」など、数々の書籍からも感じることができる。

6月4日の読売新聞の社説に、次のことが記されていた。
「常にプラス思考で、『メークドラマ』『ミラクルアゲイン』など数々の語録を残した。時には『打つと見せかけてヒッティングだ』『はじめての還暦を迎えました』など、思わず笑ってしまう『迷言』もあり、ファンを魅了した」と。

徹子の部屋」では、数々の語録は予定していた言葉ではなく、思わず瞬間的に出た言葉だと語っていた。
不思議な魅力を持つ「天才」長嶋氏が、野球を心から愛し、たゆまぬ努力を重ね、野球に没頭したからこそ、溢れ出てくる語録だったのだろうと感じた。

自分にとって、「心から愛するもの」とは何だろう。
今一度、自身に問いかけて、人生を悔いなく生きたい、そう感じた。