Visionary

ALL FOR FUN

書籍の紹介

よりよく生きるためのキャリア戦略

総務省が発表した「労働力調査の2023年平均結果」によると、正規社員・従業員数は3603万人で9年連続の増加、非正規社員も2124万人で2年連続の増加となった。転職者数は328万人と2年連続の増加で、近年では19年の353万人、18年の330万人に次ぐ水準だ。私も…

「認識」で、健康な暮らしの可能性を見出す

高齢者約5,000人を追跡調査した東京都健康寿命医療センターによれば、一日5,000歩(うち7.5分速歩き)で認知症や心疾患に、7,000歩(うち15分速歩き)でがんに、一定の予防効果が確認できたという。国の健康づくり計画でも、65歳以上の男性の一日の目標歩数…

「自分らしい充実した人生」のための「生きかたのヒント」

古代インドでは、人生を4つの時期に区切る考え方があったと言われる。25歳までの学びや心身の鍛錬の時期は「学生期(がくしょうき)」。50歳までの就職や結婚、子育て等の時期は「家住期(かじゅうき)」。その後の25年ずつを「林住期(りんじゅうき)」「…

夢を叶える思考と実践

あと数日で、新たな年が始まる。来年の夢や目標を描いてる人も多いのではないだろうか。緩急自在なドリブルを武器に活躍するサッカー日本代表の三笘選手は、著書「VISION 夢を叶える逆算思考(双葉社)」で、夢を実現するためのヒントをつづっている。そのキ…

「文化の日」に想う、「言葉」の大事さ

今日は「文化の日」だ。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことが趣旨の国民の日で、1948年に制定された。学園祭や美術館、コンサート、伝統工芸の体験会など、文化を体験する人も多いだろう。9月末、文化庁が、全国の16歳以上を対象に実施した「2022年度…

「敬老の日」に想う、「大切な人とのつながり」

総務省は敬老の日に合わせ、65歳以上の高齢者の推計人口(15日現在)が3,623万人だったと発表した。総人口に占める割合は29.1%と過去最高となった。平均寿命は男女とも80歳を上回り、100歳以上の人は9.2万人を超えた。高齢になってから起業したり、新たに…

「らんまん」な笑顔がもつ魅力

NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」の主人公のモデルとなった植物学者、牧野富太郎。明治から昭和まで活躍した牧野博士は、自ら「植物をこよなく愛している」と語り、植物の前では常に正装で臨んだという。有名な名言も知られている。「雑草という草はない。…

鉄道を魅力的にデザインする水戸岡氏に学ぶー脱固定観念の大切さー

豪華寝台列車「ななつ星in九州」をはじめ鉄道を魅力的にデザインする水戸岡鋭治氏。外装から内装まで全てのデザインを手がける。今では、駅や公園、ホテル、カフェなど、全国各地から依頼が殺到している。様々な媒体で紹介されているが、以前見た「カンブリ…

認知症予防にとって大切なこと ーアウトプット型の行動スタイルー

超高齢社会の中で、認知症高齢者の人口、割合共に年々増加傾向にある。団塊の世代が75歳を迎える2025年に、認知症高齢者数は、高齢者の約5人に1人にあたる700万人を超えると厚生労働省は試算している。「将来不安に思うことは、がんを抜いて認知症」という…

「生産性」と「創造性」を高める秘訣のひとつ、それは「計画的な休息」

メジャーリーグで大活躍中の大谷翔平選手。大谷選手が睡眠を大切にしていることは有名だ。WBCでともに闘ったヌートバー選手から食事に誘われた時、睡眠を理由に断ったことも話題になった。「どれだけ寝れたかが一番。比較的ずって寝ている」との言葉から、「…

栗山監督の退任記者会見からの学びー志の高さー

先日、WBC侍ジャパンの栗山監督が退任記者会見を行った。読売新聞で紹介された主な一問一答は、次のような内容だった。「野球の伝道師たれ、というお願いを選手にさせてもらった。日本の野球の素晴らしさをさらに伝えてくれると信じている」「選手たちは色々…

就職人気ナンバーワン企業の秘密 〜目に見えない価値〜

文化放送キャリアパートナーズは、来春卒業予定の就活生の人気企業ランキングを発表した。1位は、3年連続で伊藤忠商事だった。調査は、昨年10月〜今年3月に実施し、志望企業を1位から最大5位まで選ぶ方法で行い、2万4362人から回答を得た。ネット記事…

「こどもの日」に考える「上手な勉強法」

今日は「こどもの日」だ。国民の祝日に関する法律では、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」とある。母親を慈しむ日でもあるというのは、意外と知られていない気がする。先日、「上手な勉強の方法がわからない、という…

夢を叶えるために「修正力」を意識する

米国との決勝戦で勝利し、3大会ぶりに世界一に輝いたWBCの記憶は、今も鮮明に残る。その後の米大リーグでの大谷選手の活躍もめざましい。今季初勝利した試合でも、大谷選手の力を実感した。それは、「修正力」だ。今年、新しく導入されたピッチクロック。投…

WBCからTEAM(チーム)の大切さを考える

11日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の1次ラウンドで、日本代表はチェコに勝利し、3連勝を飾った。侍ジャパンのチーム力が試合ごとに増している、そう感じた。先日の読売新聞の編集手帳に、プロ野球の名将・野村克也氏が選手に伝えたTEAM(チ…

「小さな目標」から「満足感」、そして「夢」へ

新たな年がスタートし、新たな目標を掲げ、取り組んでいる人も多いのでは、と思う。「目標」について考える時、「人生のプロジェクト(山﨑拓巳著/SANCTUARYBOOKS)」の一節を思い出す。「毎日を楽しむためには、目標までの期限を決めてしまうことだ。期限が…

「メンタル」と「言葉の力」と「インプット」

第71回日本スポーツ賞の大賞に、スピードスケートの高木美帆選手が選ばれた。スキージャンプの小林陵侑選手とサッカー・ワールドカップ日本代表チームは、それぞれオリンピック特別賞、特別賞に。高木選手は「アスリートとして速くなりたい、速く滑りたいと…

「サッカー(W杯)森保監督」と「マネジメント」と「モチベーション」

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本は優勝4度を誇るドイツに見事逆転勝ちした。チームを勝利に導いた森保監督のマネジメントに興味を持ち、過去のネット記事を読んだ。すると、一つの大切なキーワードにたどり着いた。それは、「モチベー…

オリックス 中嶋監督のマネジメントからの学び〜「ビジョンの力」と「信じる力」と「知る力」〜

プロ野球の発展に最も貢献した野球関係者に贈られる正力賞に、オリックス・バファローズの中嶋監督が初めて選ばれた。中嶋監督は就任2年目の今季、2年連続でパシフィック・リーグを制覇し、日本シリーズでも、東京ヤクルト・スワローズを破り、26年振りの…

「鉄道開業150年」と「時間」と「変化」

1872年(明治5年)に日本で鉄道が開業して、昨日の15日で150年を迎えた。最初の路線は新橋ー横浜(現・桜木町)。イギリスから輸入した日本初の機関車が、29キロを53分で駆け抜けた。10両編成の特別列車の3両目には明治天皇が、4両目には西郷隆盛、大隈重…

「自己承認力」のための「仮説と発見」の重要性

今年も早や10月。2022年度も第Ⅱ四半期(7〜9月)を終え、第Ⅲ四半期(10〜12月)に突入した。コロナ禍でテレワークが進む中、「自分の価値を認められたい」という承認欲求が満たされない人が増えているとも言われる。同志社大学教授の太田肇氏も、「日本人…

人生100年時代を楽しむための「転身力」〜キーワードは、「好き」と「貢献」と「語る」〜

今日は敬老の日。 この日に合わせ、総務者は高齢者の推計人口を発表した。65歳以上の人は約3627万人で人口に占める割合は29.1%に上る。人数、割合ともに過去最高で、100歳以上の人は、初めて9万人を超えたという。最近では、「生涯現役社会」という言葉が…

プロ野球 ビール立売スタッフ「売上トップ」の2つの鍵〜「顧客の気持ち」と「顧客との絆」〜

全米一の大谷マニアで知られるFOXスポーツのアナリスト、ベン・バーランダー氏は、8月に初来日し、日本での野球場のスタンドで目にした光景に大きな感動を覚えた。それは、「ビール売り子」とも言われる「ビール立売スタッフ」だった。このことを知り、ネッ…

「ヤマハの商品開発」に学ぶー「捨てる勇気」と「揺るぎない軸」と「問い直し」ー

ヤマハは浜松市に本社を置く総合楽器メーカーだ。ピアノやギターといった楽器や音響機器などの製造、販売を行なっている。また、国内外での音楽教室も有名で、新興国での楽器を親しんでもらう活動も展開している、という。先日、ネット記事で、ヤマハの現社…

「世界最高齢の太平洋横断」と「養生訓」と「人と人との交流」

海洋冒険家の83歳、堀江謙一氏が世界最高齢での単独無寄港の太平洋横断に成功したのは記憶に新しい。69日間にわたる米サンフランシスコからの航海は、困難な連続だったが、長年の経験と不屈のチャレンジ精神で乗り越えた。「たくさんの支援や声援をもらいゴ…

「企業のパーパスと採用についての調査結果」と「ココロオドルための方法」

昨年、ウォンテッドリー株式会社は、1,340名(求職者1,182名と採用担当者158名)を対象に「企業のパーパスと採用」をテーマに調査を行なった。パーパスとは、「企業の存在意義や社会的意義」と定義されることが多い。その調査結果が興味深い。入社時にパーパ…

「第4次激辛ブームの要因」と「ストレス低減法」

今、「第4次激辛ブーム」であることをネット記事で知った。湖池屋のスナック菓子「カラムーチョ」で「激辛」が流行語になった1980年代が第1次ブームらしい。第2次は韓国ドラマ、第3次は唐辛子「ハバネロ」が、激辛ブームのきっかけになったという。リク…

千利休、生誕500年に想う〜自分の人生を豊かにクリエイトするための「本質を見抜く方法」〜

安土桃山時代の茶人・千利休が、今年で生誕500年を迎えた。利休は、茶席で高価な中国製陶器(唐物)などを尊んだ時代の風潮に対して、簡素・簡略な「わび茶」を大成したことで有名だ。身分に関係なく、狭い茶室で膝を突き合わせ、茶でもてなす「心の通い合い…

新年度に思う、「幸せ時間」をつくるためのキーワード〜「記録」と「捉え方」〜

いよいよ新年度が始まった。新入社員や新入生の中には、新たな目標を掲げた人も多いのではないだろうか。新型コロナ感染の影響は続いているが、より良い年度になることを願う。先日、よみうり生活応援隊会員へのアンケート調査記事を読んだ。今後、生活習慣…

「新幹線のぞみデビュー30周年」から思う「【誇り】【生きがい】そのための【認め合う風土】【現場の知恵】の大切さ」

東海道新幹線「のぞみ」が3月14日、デビュー30周年を迎える。1992年に、「ひかり」よりも速い特急として誕生し、東京ー新大阪間を約30分短縮した。2020年にデビューした最新の「N 700S」は、最高速度が285キロに達するという。東京ー新大阪間は最短2時間21分…