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「敬老の日」に想う、「大切な人とのつながり」

 

総務省敬老の日に合わせ、65歳以上の高齢者の推計人口(15日現在)が3,623万人だったと発表した。
総人口に占める割合は29.1%と過去最高となった。
平均寿命は男女とも80歳を上回り、100歳以上の人は9.2万人を超えた。

高齢になってから起業したり、新たにチェレンジする人も多いと聞く。
「65歳以上は高齢者」と、年齢でひとくくりにする捉え方は現実的とは言えない気がする。

「グッド ライフ(ロバート・ウォールディンガー/マーク・シュルツ 辰巳出版)」で、著者は、幸福な人生について綴っている。

ハーバード成人発達研究は、人々の健康と幸福を維持する要因を解き明かすため、84年間、追跡調査を行ってきた。
そこで発見した「身体と心の健康、長寿との関連性」のポイントは「良い人間関係を育むこと」だった。
良い人間関係と長寿には強い正の相関があり、幸福な人生を動かすエンジンは、「人とのつながり」だという。

さらに著者は、良い人間関係を育むための方法を提案している。

それは、相手に今まで以上の注意を向けること。
注意を向け、気を配ることは、その瞬間を生きている相手を尊重し敬意を払うこと。
そして特に大切な人とは、定期的に連絡を取り合う等、注意が途切れない時間をつくること。

今日は、敬老の日

大切な人の声を聞くことにしよう。