あと数日で、新たな年が始まる。
来年の夢や目標を描いてる人も多いのではないだろうか。
緩急自在なドリブルを武器に活躍するサッカー日本代表の三笘選手は、著書「VISION 夢を叶える逆算思考(双葉社)」で、夢を実現するためのヒントをつづっている。
そのキーワードは、タイトル通り「逆算思考」という考え方だ。
小学生でJリーグ・川崎フロンターレの下部組織に入った三笘選手。
毎週、サッカーノートを提出し、目標設定を重ねた。
プロになる夢から逆算して中期的、短期的な目標を導き、今やるべきことを明確にした。
その思考法で練習を重ねた三笘選手は、体の小さかった少年時代にドリブルを磨いた。
高校を卒業し、即プロ入りせず大学へ進学したのは、長期的ビジョンで計画的に「強み」を伸ばすためだった。
限られた選手寿命の中でのタイムマネジメントの徹底した姿勢に学ぶ点が多い。
タイムマネジメントと言えば、廣津留さんの著書「超・独学術(KADOKAWA)」も印象的だ。
廣津留さんは、ハーバード大学とジュリアード音楽院を首席で卒業し、現在、ヴァイオリニストと起業家として活躍している。
本には結果を出すためのポイントが明快に綴られていて、特に印象に残ったのは次の3点だ。
・学びは、各論に入る前に、全体の流れを一通り見ること。
・todoリストで、一つひとつ達成した喜びを感じること。
・タイムマネジメントを大切にすること。特に、5分刻みで自己管理すること。
特に3点目の「5分刻みの習慣」によって、意図的に短時間で脳を働かせると脳にクセがつき、素早く考えられるようになる、という。
様々な本から学びや刺激になる点が多い。
何事も「無理だ」ではなく、「自分なりに挑戦してみよう」から始めたい。