2025年が幕を開けた。
新年にあたって、「こういう1年にしたい」と心に留めた人も多いのではないだろうか。
今年、私は還暦を迎える。
月日が経つのは早いものだと、つくづく感じる。
節目の年に、あらためて「林住期(五木寛之著/幻冬舎)」を読んだ。
古代インドには、人生を25年ずつ4つの時期に分ける「四住期(しじゅうき)」という考え方があったと言われる。
25歳までの「学生期(がくしょうき)」。50歳までの「家住期(かじゅうき)」。
75歳までの「林住期(りんじゅうき)」。100歳までの「遊行期(ゆじょうき)」。
今まさに「林住期」の真只中にいる私は、3つの内容が印象に残った。
「林住期は、自分が本当にやりたいことを自問する時期」
「林住期は、必要だからというよりも、興味があるからやってみる時期」
「林住期は、人生の再出発ではない。これまで貯えた体力、気力、経験、能力など、すべてを土台にした、人生におけるジャンプの時期」
なるほど。「自問と興味とジャンプ」か。
日々の生活の中で、自分を後回してしている人も多いのではないだろうか。
もう少し、自分を労っても良いのかもしれない。
新たな年を迎え、私は、この想いを心に留めた。
「自分と向き合い、2025年をジャンプの年に!」
読者の皆さまお一人おひとりの想いが叶う1年でありますように。