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フリーランス 仕事がない時だからこそ考えたい4つの重要なポイント

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フリーランスでなかなか仕事が来なくて悩まれている方が多いという話をよく耳にします。
そこで考えたい4つの重要なポイントを紹介します。

どうやったら取引を得ることができるか、どうやったら顧客を増やすことができるか等の方法論を考える前に、まず大切なことは、成果を上げ、ビジョン・目標を達成するための「考え方」なのだと思います。
そのことを中心に記載します。

 

フリーランスの意義

あらためて、フリーランスの意義を考えます。
そして、そのことを通じて、なぜフリーランスという道を自分は選んだのか、を深く思考し、やり続ける覚悟を持つことが大切だと思います。


私は今後、フリーランスという職業はさらに世界中に広がっていくように思っています。
昨日、報道で、「フリーランス環境改善」という見出しの記事も出ていましたね。
今後ますます、フリーランスという職業が世の中に認知され、求められる時代になっていくように思います。
何より、自分の強みや技術を生かして、自分の夢やビジョン・目標に向かってチャレンジし、社会に貢献していく、ということは非常に素敵なことだと思います。

今、「狩猟社会→農耕社会→工業化社会→情報化社会」から、AIやロボット等の活用によるSociety5.0「人間中心のスマート社会」へ突入しつつある大激動期にあると言われています。

また、これまで、車やクーラー、冷蔵庫など、商品が充分に世の中に満たされていなかった時代には、「大量生産、大量販売、大量消費」が常識で、決まった型の商品を正確に作るための画一的な人材、決まった答えを正確にすぐに出せる人材が求められていたのかもしれません。

ただ、今時代は、明治維新に匹敵するほどの、いえ、それ以上の大変革期にあって、これから社会はどうなっていくのかという答えのない時代、カオスの時代に突入しています。
昔は有名なブランドを身につけ街を闊歩し、金銭的に裕福であれば幸せという共通した価値観が蔓延したかも知れませが、今は、多様化の時代です。
生活スタイルも、好みも、幸せの感じ方も、様々です。

このような時代に求められる人材は「自分のビジョンや目標を描き、自分の頭で考え、時代を切り拓き、未来を創造していける人」「自分の力を信じチャレンジし社会に貢献していける人」なのだと思います。

まさに、昔の常識が、今の非常識になるように感じています。
今、新型コロナの影響もあり、リモートワークや在宅勤務が少しずつ進んできていますが、そもそも、これからのAIやロボット等の活用によるSociety5.0「人間中心のスマート社会」においては、会社に集って仕事をする、という概念そのものが根本的に変わる可能性があります。

これからの時代は、答えのない時代です。
言い換えると「思い切り自分の可能性にチャレンジできる時代」「今まで以上に、自分の力で社会に貢献でき、未来を創造できる時代」とも言えると思います。

私は、このような時代の変革期におけるフリーランスという職業の意義は非常に大きく、無限の可能性が広がっているように思います。

フリーランスとは「特定の企業や団体、組織に属さず、自分の技能を提供することによって社会的に独立した個人事業主」と言われています。
職種は、例えば、ブロガー、WEBライター、ユーチューバー、インスタグラマー、WEBデザイナープログラマー、カメラマンなど、様々ですね。

フリーランスのどの職業にも可能性や魅力があります。
自分のしたいことや強みを職業にし、輝く未来の創造に貢献できるチャンスが広がっています。

今、仕事がなく、悩んでいる方こそ、今の時代の大きな変革期における「フリーランスの意義」や「フリーランスで社会に貢献したいこと」を自問自答することは、今後のフリーランス人生において、非常に大切なことだと思います。

ランチェスターの法則の活用

自分は、何がしたいのか、何に貢献したいのか、を考えることが大切だと思います。
これが、どのような仕事をする上でも、重要なことだと思います。
そして、「心からの願望であるビジョン」を今一度深く思い描いたら、次に、「人よりも少し夢中になれること、人よりも少し努力し続けることができること」を思い描きます。
私は、自分の強みは、好きであること。
そうです。人よりも少し夢中になれて、努力し続けることができること、を強みにすることが大切なのだと思います。

その上で、「ランチェスターの法則」を活用します。
ランチェスターの法則」とは、ご存知のように、イギリス生まれの技術者、F・W・ランチェスターが生んだ競争に勝つための科学ですね。

ランチェスターの法則」で紹介されている通り、大きな企業に真正面から立ち向かう事は避けるべきだと思います。
なるべく、「一点集中主義」「選択と集中」で、パワーを集中させます。
大企業にはない強みを一点突破で進んでいきます。

そして、そこで大切になるのが、なるべくシンプルで明快な「コンセプト」を設定することだと私は思います。

繰り返しますが、先ほどの「自分のしたいこと」と「自分の強み」をベースに、「一点集中主義」「選択と集中」を意識したシンプルなコンセプトを描くことがポイントだと思います。
悩んでいる時、どうしていいかわからない時は、頭の中が整理できず、大切な焦点を絞り込めていないことが多いように思います。

では、ユーチューバーになりたい場合はどうでしょう。
例えば、「コンセプト」は「笑顔を提供できる、身近なお兄さんになる」と、まず考えたとしますね。
そして、例えば、笑顔を提供したいテーマは何にする?と思いを巡らせます。
そしてさらに、
主に見ていただきたい対象は、学生の方?主婦の方?年配の方?
どのようなペースで、どんな内容を発信しているお兄さんになりたい?
お客様が、どんな価値を感じていただければ良い?
・・・
というように、どんどんと「一点集中主義」「選択と集中」で、自分のなりたい像やコンセプトを追求していきます。

あれもこれもではなくて、集中していくと、頭がスッキリしていきますね。
より具体的なビジョンが湧いてきますね。
それが大事なのだと思います。

そしてもう一つ大切なこと。
それは、自分の側からの論理ではなく、常に主役・主体はお客様とする、ことです。
「このサービスをどう売るか」ではなく「お客様は、どんなサービスを買いたいか」という思考が大切です。

その思考も頭に置きながら、「自分のしたいこと」と「自分の強み」をベースに、「一点集中主義」「選択と集中」を意識したシンプルな「コンセプト」を改めて描かれることをお勧めします。

コンセプトに向けた一貫性のある行動・打ち手

シンプルなコンセプトが決まったら、次に考えるのは、そのための行動ですね。
経営でよく「打ち手」という表現を使います。

この行動、打ち手の最大のポイントは、一貫性があるかどうか、です。

一般的に、コンセプトに向かってバラバラな「打ち手」を考えてしまっていることが多いように思います。

身近なお兄さんになりたいのに、近寄りがたい非常に難しい情報ばかりを発信している、と言った矛盾だらけの「打ち手」を考えてしまっていることはよくあります。気づかないままに。

例えば、「空飛ぶバス」というコンセプトを決め、成長を続けている某航空会社がある、という話を聞いたことがあります。
バスの料金のように安い価格で提供し、安心してお客様に喜んでいただきたいという思いの込められた素敵なコンセプトだと私は思います。
そして、大きな航空会社にはない「一点集中主義」「選択と集中」を貫いた、素晴らしいコンセプトだと思います。

そして、このコンセプトの実現に向かって同じベクトルで一貫性のある「行動」「打ち手」が取られています。


例えば、座席指定がない、制服がない、機内食がない、航空券がない・・・など。
経費を抑え、短時間で正確に飛ばす工夫がなされ、そして、飛行距離も考えれているそうです。
また、素晴らしいことは、お客様のために「社員第一主義」を貫くポリシーと具体的な取り組んでおられることです。
社員が満足感に満ちることで、社員のお客様への対応が感動に溢れ、まさに「破天荒」なワクワク感のある航空会社を実現しています。

「お客様は、どんなサービスを買いたいか」の考えのもと、「自分のしたいこと」と「自分の強み」をベースに、「一点集中主義」「選択と集中」を意識したシンプルな「コンセプト」を描き、その実現のための一貫性のある「行動」「打ち手」をとること。

この思考が大切だと思います。

時間管理のコツ

時間は、人に与えれた平等の資源です。
この限られた資源を有効に使うかどうかは、非常に大切な視点です。
私は、仕事の内容を考える以上に、時間管理・スケジュールを何度も確認します。

成果をあげるために大切なことは何でしょうか。
それは、集中すること、だと思います。

では、集中する、とは何でしょうか。
それは、重要なことに時間を集中すること、すなわち時間管理のコツを習得するということです。

仕事をしている時、重要・本質的なことにではなく、枝葉な仕事に時間を費やしてしまっている人が多いように思います。
時間に追われ、時間をコントロールできていない人が多いように思います。
時間にコントロールされるのではなく、時間をコントロールしたいですね。
時間を自分で決め、自分で段取りを決めていくフリーランスを職業にした方々は、特に「時間管理」の意識は重要だと思います。

では、「時間をコントロールする」ために大切なことは何でしょうか。
それは、「仕事の内容」からではなく、一日の「時間」から、考えるということです。

まずは、重要かつ本質的な仕事は何時から何時まで行う、と決めていくことがポイントです。
時間を気にしないで、できるまで続ける、というのは一見良いように思いますが、非効率ですし、案外、質の高いものは生み出されないように思います。

そして、思考する時間を設け、さらに遊びの時間も決めていきます。
遊びの時間は、空白の時間として、スケジュールが変わった時などに調整が効くように前もって準備する時間のことです。

また、例えば、私は朝のスタートの時間、8:00〜9:00には、短時間で完結できる仕事を行う、と決めています。次々に達成感を得ることができると、一日の仕事に勢いがつくからです。

このように「仕事の内容」からではなく、一日の「時間」から、考えていくことが大切です。

もう一つ、時間管理術で大切なことは、「期限を設け、その期限から逆算思考でスケジュールを立てていく」ことです。

コンセプトの実現に向かって、1年後には、どういう状態を目指したいか。
そのための3ヶ月後の目標はどういう状態を実現したいか。
そのための1ヶ月後には?
そのための1週間後には?
では、今日一日のスケジュールはどうするか?

このように、逆算思考でスケジュールをイメージすることが、成果を上げるコツです。
このスケジュールのイメージが明確になっていくことで、漠然と考えていたことが明確になってきます。

勉強でもそうでしたね。日本史や世界史などを覚える場合も、どこまで覚えたら良いのか、と漠然とゴールが見えないと気力がなくなってきますね。
全体の大枠を掴むことができれば、心や時間の余裕が生まれてきます。

「仕事の内容ではなく、時間から考えること」と「期限を設け、その期限から逆算思考でスケジュールを立てていく」ことは、時間管理する上で、そして、成果を上げ、ビジョン・目標を実現するために、非常に重要な考え方です。

以前の記事もよろしければご覧ください。