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コロナ禍の今、新たな事業にチャレンジしたいと思う人にオススメの一冊。「経営の哲学(P.F.ドラッカー著/ダイヤモンド社)」

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コロナ禍の今、新たな事業にチャレンジしたいと思う人にオススメの一冊をご紹介します。
その本は、「経営の哲学(P.F.ドラッカー/ダイヤモンド社)」です。

今、コロナ禍で、経済的な不安を抱える人が多いと思います。
この状況の中で、新たな事業に転換せざるを得なかったり、新たにチャレンジすることが求められている人も多いと思います。

そんなとき、あらためて普遍的な考え方を見つめ直した上で、ビジョンや構想を描くことを大切にしたいと思います。

P.F.ドラッカーをご存知の方や影響を受けた方も多いと思います。
私も、これまでに大きな影響を受けてきた一人です。

P.F.ドラッカーは、社会学者であり、経営学者であり、心理学者である、幅広い学才を持たれたすごい方で、大変深みのある一言一言が心に沁みてきます。

この本のほんの一部をご紹介します。

・わが社が強みとするものは何か、うまくやれるものは何か、いかなる強みが競争力になっているか、何にそれを使うかを問わなければならない。
・知っている仕事はやさしい。そのため、自らの知識や能力には特別の意味はなく、誰もがもっているに違いないと錯覚する。逆に、自らに難しいもの、不得手なものが大きく見える。
・企業の目的は、それぞれの企業の外にある。企業は社会の機関であり、目的は社会にある。したがって、事業の目的として有効な定義は一つしかない。顧客の創造である。
・顧客と市場を知っているのはただ一人、顧客本人である。したがって顧客に聞き、顧客を見、顧客の行動を理解して初めて、顧客とは誰であり、何を行ない、いかに買い、いかに使い、何を期待し、何に価値を見いだしているかを知ることができる。
イノベーションは、市場に焦点を合わせなければならない。製品に焦点を合わせたイノベーションは、新奇な技術は生むかもしれないが、成果は失望すべきものとなる。
・社会の問題を事業上の機会に転換する最大の機会は、新技術、新製品、新サービスではなく、社会の問題そのものの解決、すなわち事業としての社会的イノベーションにある。成功を収めた企業の秘密は、そのような社会的イノベーションにあった。
・・・。

いかがでしょうか。

私たち一人ひとりに強みがあることを自覚したいですね。
そして、その強みを社会に生かすことを考えていきたいと思います。
いつも「何のために、誰のために仕事をするのか」を心に問いながら。