Visionary

ALL FOR FUN

連休中、人生・仕事について考えたい人にオススメの一冊。「仕事の哲学(P.F.ドラッカー著/ダイヤモンド社)

f:id:wakuwork:20210502160042j:plain


連休中、人生や仕事について、あらためて考えたい人にオススメの一冊をご紹介しよう。

その本は、「仕事の哲学(P.F.ドラッカー著/ダイヤモンド社)」。

2003年に書かれた本だが、普遍的な内容で、「私の人生・仕事のバイブル」でもある。

内容を一部抜粋してみよう。

・今日でも私は「何によって人に憶えられたいか」を自らに問い続ける。これは自らの成長を促す問いである。なぜならば、自らを異なる人物、そうなりうる人物として見るよう仕向けてくれるからである。
・自らの果たすべき貢献は何かという問いからスタートするとき、人は自由となる。責任をもつがゆえに、自由となる。
・貢献に焦点を合わせることによって、自らの専門分野だけでなく、組織全体の成果に注意を向けるようになる。成果が存在する唯一の場所である外の世界に注意を向けるようになる。
・何事かを成し遂げられるのは、強みによってである。弱みによって何かを行なうことはできない。
・誰もが、自分の強みをよくわかっていると思う。しかし、たいていは間違っている。わかっているのは、せいぜい弱みである。
・何かをすることに決めたら、何を期待するかを書きとめる。九か月後、一年後に結果と照合する。私自身これを五〇年続けている。そのたびに驚かされる。誰もが驚かされる。こうして自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそ最も重要である。
・時間は、最も希少な資源である。しかも、時間を管理できなければ、何も管理できない。
・成果をあげる者は、仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。何に時間が取られているかを明らかにすることからスタートする。次に、時間を管理すべく、時間を奪おうとする非生産的な要求を退ける。そして最後に、得られた自由な時間を大きくまとめる。
・歴史上初めて、人間のほうが組織よりも長寿になった。そこでまったく新しい問題が生まれた。第二の人生をどうするかである。
・第二の人生をもつには、一つだけ条件がある。本格的に踏みきるかなり前から助走しなければならない。

大量生産革命が起きた20世紀の時代は、システムが主役の時代。
今の知識社会では、システムではなく、個たる人間が主役である、とP.F.ドラッカーは語る。

本に記されているテーマの中で、特に、「成長」「貢献」「強み」「時間管理」「第二の人生」のキーワードが印象に残った。

P.F.ドラッカーが、共通して問いかけているものは何だろうか。

それは、「自分自身は、どう生きたいのか」「自分自身は何をしたいのか」

そのように感じた。

自分を知り、自分の強みを活かしながら、人生を生きていきたい。