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コロナ禍で「子育て」について考える。「学びを止めない」と「学びが止まらない」

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今、コロナ禍で、オンライン学習にチャレンジする学校や塾が多い。
文部科学省は、子どもたちの学びを保証するため、一人一台の学習用端末を活用するなどしたICT教育の推進を呼びかけている。
オンライン学習と対面学習を組み合わせる方向性を打ち出した行政の地域では、プリント学習中心の学校も増えている。

子どもたちの学びを止めないこと、それは今、非常に大切な取り組みだと思う。
未来を担う子どもたちの学びの機会の提供は、優先度の高い課題と言える。

一方、そもそもの「学びの本質」や「子育てで大切なこと」について考えることも、同時に今、すごく大事なような気がする。

これからの未来社会で、子どもたちにどんな力が必要なのだろうか。
目指したい人材像を育むための一貫した手段・方法とは何だろうか。
オンライン学習などの方法は大切だけど、あくまで手段。
今特に、目的と手段を混同しないことが重要だと感じる。

先日、「自由進度学習のはじめかた(蓑手章吾著/学陽書房)」という本を読んだ。
その時、「子どもが自ら学び出す!」という文字が目に飛び込んできた。

この本を読んで、あらためて自分に問いかけた。

「学び」は本来楽しいものではないんだろうか。
「子どもたちの学ぶ力」「子どもたちがもっている可能性」を信じきっているだろうか。
子どもたちの学ぶ意欲や好奇心を、逆に失わせてしまってないだろうか。

そして、子育てで、大切にしたいことが浮かんできた。

「わが子の学ぶ力を信じる」ことから始めたい。
そして、「わが子が自ら学び出す」「学びが止まらない」そのための環境づくりを考えたい。

これからの未来社会で大切な力とは何だろう。今一度、自分に問いかけてみる。

自ら学び続け、自分の人生を自分の力で切り拓くことのできる力。
人と協働しながら、地球社会に貢献できる力。
・・・

これらの力は、不確実で先行きの見えない未来社会に必要な力だと感じる。

そのためにも、わが子のもっている「自ら学ぶ力」を引き出す子育てを考えたい。