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「セイコー時間白書2021」の「時間への意識変化」から学ぶー人生、心豊かに生きるための「タイムマネジメントの秘訣」ー

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10月13日の読売新聞に、セイコーホールディングスが発表した「セイコー時間白書2021」の記事が掲載されていた。

コロナ禍で、仕事やプライベートなどの生活環境が変わったことで、「時間の使い方」は多様化し、時間をどう使うか、時間の価値をあらためて見つめ直す人も少なくないようだ。

時間の使い方で困っている人も多い、という。

他人がどんな時間で生活しているかわからない。(46%)
生活のメリハリがはっきりしない。(42%)
時間を効率的に使うことが難しい。(41%)
と。

「正午になれば昼休みが始まり、皆でご飯を食べるという周囲の影響を受けた行動ではなく、おなかがすいたときに食べる。自分の時間は自分で決めるという当たり前のことがますます大切になるだろう」というコメントが印象に残った。

コロナが落ち着いても、リモートワークを推奨する企業は多く、人と一緒に取り組む機会は、コロナ以前より減るかもしれない。

「自分の時間は自分で決める」習慣が、ますます大切になってくるのだろう、と思う。

経営思想家のドラッカー氏が書いた「プロフェッショナルの条件(ダイヤモンド社)」を思い出した。

「成果をあげるための秘訣は、集中である」
と著者は語る。

さらに、
「集中とは、真に意味あることは何か、もっとも重要なことは何か、という観点から時間と仕事について、自ら意思決定する勇気のこと」
と続ける。

「仕事」を「人生」と言い換えることができるかもしれない。

真に意味あることに時間を使っているだろうか。
そもそも、もっとも重要なことって何だろう。

このとき、同じくドラッカー氏の「仕事の哲学(ダイヤモンド社)」を思い出した。

「成果をあげる者は、何に時間が取られているかを明らかにすることからスタートする」
と著者は語る。

さらに、
「得られた自由な時間を大きくまとめる」
と続ける。

人生、心豊かに生きる人は、
大きくまとめた時間を、真に意味あることに、もっとも重要なことに注いでいるのかもしれない。
時間に追われることなく、自分の意思でタイムマネジメントを楽しんでいるのかもしれない。

あらためて、真に意味あること、もっとも重要なことは何かを自分に問いてみたい、と思う。
そして、これまでよりも少しだけ、「時間と人生について、自ら意思決定する勇気をもつ」ことを意識することから始めたい、と思う。

人生を心豊かに生きるために。