キリンホールディングスの研究機関「キリン中央研究所」が昨年11月24日、笑うことで集中力とストレスが改善される、とした研究結果を発表した。
吉本興業と近畿大学などと共同で実施した臨床研究で確認したという。
静岡県浜松市在住の男女25人を対象に、漫才の動画と、笑いとは別のジャンルの動画を鑑賞してもらい、認知機能の確認や脳血流・自律神経の変化、ストレス状態などを研究した。
その結果、認知機能やストレス反応が改善される可能性を見いだしたという。
常々、笑いは脳や心に良い影響を与えると感じていた。
ただ、キリンによると、産官学が協力して検証を試みたのは日本で初めてだったらしい。
コロナ禍で、脳や心にストレスを感じている人も多いと思う。
そんな中、一人ひとり、みんな頑張っている。
無理に笑顔になる必要はないと思う。
ただ、時には、「笑いの力」を借りても良いかもしれない。
自分自身の脳や心が、少しずつ癒されるかもしれない。
以前に読んだ「生きよう今日も喜んで(平澤興著/致知出版社)」を思い出した。
「とにかく生きるということは、平凡のようで奇跡中の奇跡である」と著者は語る。
さらに、筆者は続ける。
「いろいろの内臓がわれわれの知らぬ間にうまく働いている。それがどうしてうまく働いているのか自分ではわからぬ」
「他の人が見落とすようなところでも、見落とさずに見る。そうすると、平凡でないことがわかる。そこが有り難い。有り難いなぁと心から思えるようになる」
・・・。
医学博士であり、病気を患いながらも長生きされた著者の一つひとつの言葉に説得力を感じる。
「笑える」ということ、それ自体が奇跡中の奇跡なのかもしれない。
他の人が見落とすようなところでも、見落とさずに見ることを意識したい。
筆者は、次のメッセージも残している。
「あなたは、あなた自身が知らないところの、数倍のかくれた素晴らしいものを心の中にもっておる。とにかく、自信をもって堂々とおやりなさい」
新しい年、2022年が始まった。
今あらためて、自分の体に、自分の心に感謝したい。
今日もブログを書けることに感謝したい。
いつも素敵なメッセージを届けてくれる、ブログ仲間お一人おひとりに感謝したい。
「ありがとう」の気持ちを乗せて、今年初めての記事をお届けしよう、と思う。