株式会社リクームは、自動販売機で買える生クリームスイーツ「なまくり」の販売を渋谷で開始した。
コロナ禍にぴったりな非接触型購入が可能なスイーツだ。
口に入れると、とろける感覚で、あっという間に完食してしまう人が続出しているらしい。
店には入りづらいスイーツ好きの男性も、自販機で買える気軽さに人気が高まっているという。
アフターコロナでの自販機の可能性は益々広がるのでは。
そう感じ、自販機のネット記事を探した。
各社が自販機の台数を減らす中、増設を続け、2021年には増収を達成した会社があった。
それは、ダイドードリンコ株式会社だ。
社名の由来がユニークだ。
ダイドーは、元々の設立母体である大同薬品工業株式会社の「大同」であり、さらに「ダイナミック(Dynamic)」にチェレンジを「行う=ドゥ(Do)」という企業姿勢を表し「DyDo」としている。
ドリンコは、英語の「ドリンク(Drink)」に、「仲間・会社」を意味する「カンパニー(Company)」をプラスした造語だ。
ダイナミックに活動するドリンク仲間を表している。。
売上の約50%はコーヒーだが、
商業施設には「紙おむつ」が入っている自販機、
企業のオフィスにはストッキング「サブリナ」が入っている自販機
など、ユニークな自販機も世に出し、子育て世代や女性社員に重宝されている。
ユニーク・・・ダイナミック・・・チャレンジ・・・
まさに社名そのものだ。
さらに、社員の言葉が心に響く。
「ダイドーの自販機は、単なる飲料を販売するだけでなく、いかに地域で生活している方々のお役に立てるか」
「私たちは、自販機を店舗として捉えて。お客様とコミュニケーションをとる店員さんだと思っている」
なるほど。
現在、18の方言で語りかけるおしゃべり自販機、
人通りの少ない場所で、声がけをしてくれる地域貢献自販機、
・・・など、も設置している。
ユニークで斬新だ。
チェレンジ精神を忘れず、「人の役に立てるか」という視点で見つめ直した時、
新たな発想や可能性が生まれてくる。
ビジネスや普段の生活でも、大切にしていきたい姿勢だと感じた。
自販機を見かけるごとに、思い出したい。